IODATA EX-LDGCQ241DBレビュー

今回は、IODATAのPCモニター「IODATA EX-LDGCQ241DB」のレビューをお届けします。


IODATA EX-LDGCQ241DBのレビューサマリー

おすすめ度
 (2)

★5:おすすめ度上位10%:超厳選おすすめモデル
購入をおすすめできるモデルのうち、おすすめ度が上位10%に入る超厳選されたモデルにのみ★5を付与します。★5を獲得したモデルは「おすすめ度上位10%の超厳選おすすめ 「★5」モデル一覧」で確認できます。


★4:おすすめ度上位30%:かなりおすすめ出来るモデル
競合製品と比べてかなり魅力的なモデルです。

★3:購入をおすすめできるモデル
この評価を付けるモニターには「可もなく不可もない普通の製品」「鋭い個性を持つが万人受けしない製品」の2パターンあります。後者の場合はその個性に魅力を感じる人にとっては十分に魅力的なモデルです。


IODATA EX-LDGCQ241DBは、発売から4年以上が経過しているIODATA社のロングライフモデルです。

このモニターはゲーミングモニターとして販売されていますが、最高リフレッシュレートは60Hzであり応答速度もオーバードライブありで最速が5msであることから描画速度は汎用モニター並みとなっています。

内部遅延を抑えて表示タイミングを可能な限り早くする配慮はされていますので、家庭用ゲーム機と接続して使用するのはありです。

色域が非公開となっていること、HDR技術に非対応であることから画質面ではそれほど優れたモニターではありません。

画面の位置調整自由度が高いのはこのモニターを選ぶ大きなメリットの1つです。スピーカー搭載+リモコン付属で使い勝手が良いというのもメリットです。HDMIが3口搭載されており同時に多くの機器と接続できるというのもこのモニターの特徴の1つです。

価格面ではミドルクラスよりやや下だけど、最安クラスよりは上という位置づけです。

以上より、IODATA EX-LDGCQ241DBは「画質面に懸念はあるが家庭用ゲーム機と繋いで使うのはあり。コスパ面でより良い競合製品もあるのでキチンと価格比較をして購入を決めるべきモニター」であると評価します。

総合評価★2つとします。

IODATA EX-LDGCQ241DBはAmazon, 楽天市場, Yahooショッピングで購入可能です。調査時点では在庫切れになっていました。(2023年11月調べ)



IODATA EX-LDGCQ241DBの特徴を解説

IODATA EX-LDGCQ241DB

カタログスペック

IODATA EX-LDGCQ241DBのカタログスペックです。

2018年5月発売と発売からかなり経過していてかなりのロングライフモデルとなっています。ゲーミングモニターを謳っていますが描画スピードは汎用モニター並みかやや劣る程度であることと、10bitカラー対応は「入力だけ」であって、実際に表示されるのは8bit(1677万色)であることに注意しましょう。

メーカーIODATA
型番EX-LDGCQ241DB
発売2018年5月
画面サイズ23.8インチ
液晶種類非光沢 ADS
解像度QHD(2560×1440)
色数約1677万色
色域非公開
輝度300 cd/m2
コントラスト比1000:1
HDR対応非対応
描画速度60Hz, 5ms
入力端子DisplayPort × 1
HDMI × 3
USB PD
USBハブ
(USB-C接続時)
スタンド機能〇:上下角調整
〇:高さの調整
〇:左右首振り
〇:画面の回転
VESAマウント
フリッカーフリー
薄型ベゼル
スピーカー2W×2
Sync技術

主要スペックのみを抜粋表示しています。
より詳細のスペックはIODATA EX-LDGCQ241DBの公式ホームページにて確認してください。

色域非公開は大きな減点要素

IODATA EX-LDGCQ241DBは色域のスペックを公開していません。このことは高画質のモニターを求める方にとっては大きな見逃せない減点要素となります。

解像度はQHDですので細部の描画能力や輪郭線の美しさはかなり高いです。

輝度300cd/m2はやや明るめです。

色彩性能があまり必要とされない用途、例えばテレワークなどの事務作業で利用する分には十分に使えるスペックではあります。

また、公式サイト上に「10bitカラー入力に対応」とありますが、この機能は10bit(約10.7億色)の信号を受け取れる能力があるという意味であり、モニターに実際に表示されるのはその信号から変換された8bitカラー(約1677万色)であることに注意しましょう。

描画速度は汎用モニターと同等レベル

IODATA EX-LDGCQ241DBはゲーミングディスプレイと銘打って販売されていますが、高速描画が可能ないわゆるゲーミングモニターではないことに注意しましょう。

IODATA EX-LDGCQ241DBの最高リフレッシュレートは60Hzであり、応答速度は5ms(オーバードライブ時)です。このスペックはデスクワークで一般的に使われるモニターと同等のレベルです。

デスクワークで普通に利用される分には問題となるレベルではありませんが、いわゆるゲーミングモニターと価格を比較するのは妥当ではありません。

入力端子はとても充実

IODATA EX-LDGCQ241DBの入力端子はとても充実しています。HDMI端子が3口も搭載されており、このような作りのモニターはとても珍しいです。(通常はHDMI2口までです)

パソコン1台だけでなく沢山の機器を繋いでおきたいという方には嬉しいメリットです。

スピーカー搭載&リモコン付属は使い勝手がとても良い

IODATA EX-LDGCQ241DBには2W×2のステレオスピーカーが搭載されています。また、音量調整や入力ソースの切り替え、画面の設定などを切り替えできるリモコンも付属しています。

特に音量調整が手軽にできるという点は使い勝手としてとても良いと思います。

快適に使える高機能スタンド付き

IODATA EX-LDGCQ241DBにはとても高機能なスタンドが付属しています。

画面のポジション調整として、チルト、スイベル、高さの3つが調整可能なことに加え、ピボットも可能です。

画面の位置調整がしやすいスタンドですので、利用者にあった位置に調整でき、長時間のパソコン作業でもより快適に行うことが可能です

ピボット機能を使えば縦画面にして使うことも可能です。IODATA EX-LDGCQ241DBは内部にジャイロセンサーを内蔵していますので、画面を回転させて縦画面にすると画面設定も自動的に切り替わってくれるので便利です。(利用には専用ソフトウェアのインストールが必要です。対応OSはWindows系だけとなっています)


IODATA EX-LDGCQ241DBの総合評価

総合評価

IODATA EX-LDGCQ241DBを選ぶメリット

  • 内部遅延を低減して描画タイミングを前出しする機能搭載
  • 好みの高さや角度に調整できる高機能スタンド搭載
  • 音量調整や入力切替で特に嬉しい便利なリモコン付き
  • ステレオスピーカー搭載
  • アイケア機能搭載

IODATA EX-LDGCQ241DBを選ぶデメリット

  • 描画速度は汎用モニター同等
  • 色域が非公開で色彩面で不安がある

総合評価


おすすめ度
 (2)

IODATA EX-LDGCQ241DBは、発売から4年以上が経過しているIODATA社のロングライフモデルです。

このモニターはゲーミングモニターとして販売されていますが、最高リフレッシュレートは60Hzであり応答速度もオーバードライブありで最速が5msであることから描画速度は汎用モニター並みとなっています。

内部遅延を抑えて表示タイミングを可能な限り早くする配慮はされていますので、家庭用ゲーム機と接続して使用するのはありです。

色域が非公開となっていること、HDR技術に非対応であることから画質面ではそれほど優れたモニターではありません。

画面の位置調整自由度が高いのはこのモニターを選ぶ大きなメリットの1つです。スピーカー搭載+リモコン付属で使い勝手が良いというのもメリットです。HDMIが3口搭載されており同時に多くの機器と接続できるというのもこのモニターの特徴の1つです。

価格面ではミドルクラスよりやや下だけど、最安クラスよりは上という位置づけです。

以上より、IODATA EX-LDGCQ241DBは「画質面に懸念はあるが家庭用ゲーム機と繋いで使うのはあり。コスパ面でより良い競合製品もあるのでキチンと価格比較をして購入を決めるべきモニター」であると評価します。

IODATA EX-LDGCQ241DBはAmazon, 楽天市場, Yahooショッピングで購入可能です。調査時点では在庫切れになっていました。(2023年11月調べ)



競合製品との比較

LG 24QP550-B

23.8インチQHD解像度のIPS液晶を搭載したモニターです。

こちらのモニターは色域sRGB 99%、輝度300cd/m2、HDR10対応と画質面で優れていることに加え、実売価格もお買い得です。一方でこちらのモニターにはスピーカーやリモコンは付属していません。

スピーカーはいらないよ、という方には極めて有力な選択肢となる競合製品ですので、是非チェックしてみては如何でしょうか?

24QP550-Bを選ぶメリット

  • 色域がsRGB 99%と公開されており、不安がない&描画性能的に充分である
  • HDR10対応なので動画視聴やゲーミング用途に向いている
  • 実売価格がお買い得

24QP550-Bを選ぶデメリット

  • スピーカーが搭載されていない
  • リモコンは付属していない

Acer OmegaLine B247YUbmiipprx

このモニターも23.8インチQHD解像度のIPSパネルを搭載したモニターです。

このモニターでは色域NTSC 72%はそれほど目を引く値ではありませんが、色の正確さを示す色差ΔE<2が公表されています。この色差のスペックはクリエイター向けのエントリーモデルと同等の値です。色差を公開しているモニターは通販で購入する上での安心感がさらに高いです。

それ以外のスペックである輝度、スタンド機能、スピーカーなどはEX-LDGCQ241DBと同等です。

B247YUbmiipprxを選ぶメリット

  • 色差ΔE<2で正確な色表現が可能

B247YUbmiipprxを選ぶデメリット

  • 実売価格がやや上がる

IODATA EX-LDGCQ241DBのレビューまとめ

本記事は、IODATA社のPCモニター「IODATA EX-LDGCQ241DB」のレビューをお届けしました。

タロウ
タロウ

この記事が皆様のモニター選びのお役に立てること、そして皆様が買ってよかったと思えるモニターに出会える事を願っています!

最後までお読みいただきありがとうございました。