先日骨伝導のワイヤレスヘッドセットを購入しました。
最近ずっとテレワークでオンライン会議が当たり前になって来たのですが、ヘッドセットがストレスだったので思い切って買い替えてみました。
結果的にかなりの大当たりだったのでこの快適さを皆様と分かち合いたと思い記事を書くことにしました。
骨伝導ワイヤレスヘッドセットはめちゃめちゃ便利です!良いヘッドセットをお探しの方は是非読んでみてください!
ジャンプできる目次
購入にあたって考えていたこと
これまで使っていたのはUSB接続のオーバーヘッドタイプのヘッドセットでした。
使ってみてストレスに感じていたのは「頭の上に何かが乗っているのが気になって結構不快」「USB端子を占有するしコードが邪魔」だったので、新たに選ぶヘッドセットの条件は
- ノイズキャンセリングマイク搭載(必須条件)
- ワイヤレスタイプ(必須条件)
- オーバーヘッドタイプなら超軽い着け心地もしくは骨伝導タイプ
- 予算は2万円くらいまで
で考えていました。
骨伝導に興味はあったのですが音質が心配だったので、オーバーヘッドタイプをあれこれ試してました。
でも中々これという一品に出会えず3ヶ月ほど経ったある日、たまたま訪れた電気屋で骨伝導タイプを試して音質面で問題ないことと何より軽い着け心地に感動し購入に至りました。
あれこれ悩んでいたのに衝動買い!あるあるですね。
実際に購入した製品
購入したのはShokz社のOpenComm ASC100という製品です。
色は3色ありましたが一番汚れが目立たない我が家のパソコン周りのカラーに合わせてブラックにしました。
パッケージの外観
こんなパッケージです。ぱっと見で型番がわからなかったのですが、左上のAfterShokzがメーカー名、OpenCommがメーカー名、箱の裏側にひっそりと書いてあったASC100が型番名です。
パッケージの中身
本体がそのまま出てくるかと思ったらしっかりとしたケースが出て来ました。フニャフニャのケースではなく、しっかりとしたハードケースです。
いろんな言語で書かれた分厚い取扱説明書(左真ん中)もありますが、Bluetooth接続のやり方を解説した超わかりやすい別紙も入ってます。こちらもペラペラな紙ではなくしっかりした厚紙ですので保存性もよさそうです。
ハードケースの中身
右側が本体です。ハードケースの中で動かない様に彫りが作ってあってそこにピッタリハマります。これは持ち運びにも安心ですね。
左側のポケットには保証書と充電ケーブルが収納されていました。充電はスマホなどと同じくUSB端子から電源を取るタイプです。
一通り使い方を覚えればこのハードケースと中身一式だけ取っておけば良さそうです。
本体の形
本体のマイクは回転させて伸ばしたり折りたたんだりすることが可能です。マイクを伸ばした状態でマイク位置がちょうど口から真横に数cmの位置に来ます。折りたたんだ状態でも使用することができます。
操作ボタンの位置
本体には音量を調整するボタンと、通話をに応答したり切ったりすることができるファンクションボタンが付いています。音量ボタンを2つ同時に押したり長押ししたりすることで本体の電源をON/OFFしたりマイクをミュートしたりすることが可能です。
充電ケーブル
充電ケーブルは本体の端子にマグネットが付いていて、本体の充電端子部分にくっつくようになっています。磁力は結構強力なので充電中に外れてしまうという心配はありません。
実際に使ってみて感じたこと
Bluetooth接続
取り敢えずワクワクしながら取り合えず手元にあったiPadと接続してみました。上で写真を掲載した別紙の方法に沿って操作をし、特にトラブルなく接続できました。所要時間は30秒もかからなかったと思います。
テレワーク用途で買ったのに最初にiPadにつないだのは単に早く試したくて我慢できなかったからです!
色々試した後iPhoneとPCそれぞれとも接続してみましたが、同じ手順で何の問題もなく追加ペアリングできました。複数台とペアリングすることは可能ですが、同時に接続できるのは1台だけのようです。
音質と音量
音質は期待以上でした。
iPadとつないだ状態で音楽を聴いたり動画を見たりと一通り実験してみましたが、これまで使ってきたオーバーヘッドタイプと何ら遜色のない音質です。電気店でも聞いていたのですが改めて驚きました。骨伝導の音質を心配してあれこれ悩んでいたのが杞憂でした。
テレワーク用途においては音質面で困ることはないでしょう。クラシック音楽を聴いたりNetflixを視聴したりもしてみましたがやはり十分な音質です。
音量ボタンの+とーを3秒以上同時押しすることで「イコライザ切り替え」が可能です。この機能についてはどこにも説明がないのですが、実際に色々試してみたところ
- イコライザモードは2つありそう
- 1つは普通のモード
- もう1つは人の話し声を強調したモード
という事が分かりました。テレワークで人の声をより聞き取りやすくするモードが搭載されているという事だと思います。(実験結果からの推測です)
音量も十分です。
音量最大にするとうるさすぎて我慢できない程度のボリュームになります。何度も確認しましたがヘッドセット自体からは殆ど音は出ていません。耳が触れるかどうかギリギリの距離まで近づけて初めて微かな音が聞き取れる程度です。実感としては「オーバーヘッドタイプよりもかなり音漏れがしにくい」(というより殆ど漏れない)です。
勿論、周囲の音はしっかりと聞き取れます。(音量を上げすぎると徐々に会話に支障は出てきますが・・・)
音量ボタンはかなり押しやすい位置にあります。フレーム下向きについているのですが、ちょうどフレームが太くなっている部分なのでフレームをしっかりつまんで押し込めるのでボタン操作で本体がずれる事はありません。
装着感
装着感はかなり軽快です。
まず本体がとても軽いです。カタログ上は33gあるそうですが、装着していても本体の重量は殆ど感じません。
頭を両側から挟み込みわずかに耳に掛かることで固定される仕組みになっています。なので、わずかに両側から圧迫されているのですが気になる強さではありません。
オーバーヘッドタイプの時は会議が終わるとすぐに取り外したくなっていましたが、これであれば確かに1日中付けていても我慢できるかなと思います。装着状態が強く不快ではないという意味で、とても快適と言う意味ではありません。
また私はメガネをかけていて、フレームの先(耳の後ろ側)がやや太いタイプのフレームなのですが、特に問題は感じません。この製品はメガネの方でも問題なく利用できる配慮がなされていると感じます。
マイクの感度とノイズキャンセリング効果
マイクの感度はとても良いです。
テレワーク用途で毎日複数回オンライン会議をしていますが、マイクの感度について指摘を受けたことも通話しにくいと感じたこともありません。
ノイズキャンセリング機能も優秀です。
我が家は家の前を大きめの道路が通っておりトラックが通るとそれなりの騒音があるのですが、会話している相手にはその音は聞こえていないようです。またいつもつけている空調の音や子供が騒いでいる声も聞こえないとのことでした。
通話可能距離
カタログ上は10mとなっていますが、実際にその位の距離までは利用可能でした。通話状態を維持したままトイレに行ったり冷蔵庫に飲み物を取りに行ったりすることが可能になりました。ワイヤレスならではのメリットですね、これはかなり便利です。
連続利用可能時間
毎日仕事を終えたら充電ケーブルを繋いでおき、翌朝から夜まで連続利用していますがバッテリー切れになったことはありません。カタログでは通話時間最長16時間とありますので、納得の駆動時間です。本体がとても軽いのにこのバッテリーの持ちは素晴らしいなと感じます。
充電時間は1時間とのことですが上の様な使い方をしているためかもっと短い時間で終わります。きっとバッテリーがかなり残った状態からの充電になっていますね・・・
予想していなかったメリット
もともとテレワーク用途で購入したのですが、実はそれ以外にもかなり使える事が分かりました。
周囲の音をしっかり聞き取れる上に音漏れしないという特性ですので、我が家の場合は皆がいるリビングでソファーに座ってiPadで動画を見る事が出来る様になりました。
以前首にかけるタイプのネックスピーカーで同じことに挑戦したのですが、ネックスピーカーは普通に音漏れするので家族から苦情が出ました。このヘッドセットは私が動画を見ていることにすら気が付かれず家族とも会話も普通に可能になりました。当初期待していなかった使い方なので予想外で嬉しかったです。
デメリットと言うか気になった点
本体の電源を切る際には音量の+ボタンを3秒以上長押しするのですが、その操作をする際に必ず音量が1段階上がります。長押しだと音量上がらないようにするとかもう1工夫出来ていると良いなと思います。
マイクをたたんだ状態で利用することも可能なのですが、その際に耳にマイクが当たります(強く当たるのではなくかする程度ですが)。当たらないようになっているともっと良いなと思いました。
PCと接続して使用するには問題ないのですが、スマホ版のteamsと接続して利用するとマイクミュートの時に一定間隔でビープ音が鳴ります。ミュートになっていることを知らせているのだと思いますが、この機能は不要に思いました。(オフすることは出来ないようです)
買った後の感想
あれこれ悩んで調べまくった挙句、結果的に電気屋で半ば衝動買いに近い形となりましたが実際のところどう思っているかと言うと、
思った以上にテレワークが快適になりました。本当に買って良かったです。もっと早く買えばよかった・・・
多少値が張りますがヘッドセットに不満を感じている方は思い切って購入してみる事をおすすめします。