JN-IPS27WQHDR-C65W-Tレビュー

今回は、JAPANNEXT社のPCモニター「JN-IPS27WQHDR-C65W-T」のレビューをお届けします。


JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-Tのレビューサマリー
おすすめ度
 (2)

★5:おすすめ度上位10%:超厳選おすすめモデル
購入をおすすめできるモデルのうち、おすすめ度が上位10%に入る超厳選されたモデルにのみ★5を付与します。★5を獲得したモデルは「おすすめ度上位10%の超厳選おすすめ 「★5」モデル一覧」で確認できます。


★4:おすすめ度上位30%:かなりおすすめ出来るモデル
競合製品と比べてかなり魅力的なモデルです。

★3:購入をおすすめできるモデル
この評価を付けるモニターには「可もなく不可もない普通の製品」「鋭い個性を持つが万人受けしない製品」の2パターンあります。後者の場合はその個性に魅力を感じる人にとっては十分に魅力的なモデルです。


JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-Tは、

QHD解像度の27インチ大画面でマルチタッチ対応という極めて個性的なデスク直置き型PCモニターです。

オフィスなどで会議机において書き込みながらあれこれ議論をする、そのような使い方に適したモニターです。

QHD解像度はフルハイビジョン画面よりもデスクトップ領域が2.4倍程度広く、また画面サイズも27インチと大型であることから、表示の大きさ的にも表示領域的にも共同作業するのに向いているモニターです。

画質面では色域非公開である点は気になりますが、上のような使い方において問題になることはあまりないと思われます。

スピーカーが搭載されていますので、ちょっと動画を見るといった使い方にも便利です。

唯一の懸念点としては画面サイズが大きく本体の重さも5.2kgと重たいので、机に直置きして画面タッチをする際に机から落下しないかということが挙げられます。このため、利用する際にはモニターアームを取り付けて使用することがお勧めです。

価格面では27インチQHDモニターの中ではややお求めやすい価格帯となっています。

以上を総合的に勘案し、JN-IPS27WQHDR-C65W-Tは「オフィスなどで机に直置きして議論する際などに活躍する超便利なモニターであり、この使い方においてはとても優れたモニター」であると評価します。

総合評価★3つとします。
(タロウスタイルでは強烈な個性を持つ製品は★3つで評価を統一しています)

タロウ
タロウ

JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-TはAmazonでも楽天市場でも購入可能です。価格面では同等でした。(2023年11月調べ)



JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-Tの特徴を解説

JAPANNNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-T

カタログスペック

JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-Tのカタログスペックです。モバイルモニターのように机に直置きする作りであることが強烈な個性として光ります。このモニターにおいては普通にキレイな映像を映し出せれば画質面では十分でそのレベルは十分クリアしています。

JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-Tスペック一覧
JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-Tスペック一覧

机に直置きして皆で使えるマルチタッチモニター

JN-IPS27WQHDR-C65W-Tの最大の特徴は、「机に直置きして使うマルチタッチモニター」であることです。

単純なタッチスクリーンでなく、マルチタッチ対応ですのでスクロール操作に加えて2本指で拡大縮小したりというような操作も可能です。

用途としてはオフィスで会議机において皆で資料を見ながら修正したり、書き込みをしながらディスカッションをしたりという使い方が挙げられます。

このような使い方をする際にポイントとなるのが、「皆が見やすい画面か?」「皆が操作しやすいか?」の2点です。

JN-IPS27WQHDR-C65W-Tは、この2つのポイントどちらもクリアしている優れたモニターであると言えます。以下で具体的に説明します。

搭載されているパネルは種類、解像度、サイズいずれも最適

JN-IPS27WQHDR-C65W-Tに搭載されているのは、27インチQHD解像度のIPS液晶パネルです。

IPS液晶は、視野角が極めて広いという特徴を持つ液晶です。

IPS液晶の視野角は±178°とされています。旧来の液晶(TN液晶など)では斜めからのぞくと画面が暗くなってとても見ずらい映像となっていたのですが、IPS液晶ではかなりの角度で斜めからのぞき込んでも明るくキレイな画面を見ることが可能です。この視野角の広いIPS液晶を採用していることは、机において大人数で画面を見ながらディスカッションする際に大きなメリットとなります。

また、解像度のQHDも最適な選択肢であると言えます。

一般的な解像度としてフルHD、QHD、4Kの3種類がありますが、27インチというサイズに対してフルHDだと解像度不足であり、4Kだと(特にお年を召した方にとって)細かすぎて辛いという感覚です。

このモニターはその間のQHD解像度ですので、幅広い方が集まって議論をする際に使いやすくかつ見やすいというバランスの良い選択をしていると言えます。

画面のサイズが27インチですが、これも机の両側からのぞき込んだり手を伸ばしてタッチするのには丁度良い大きさであると言えます。

唯一気になるのは、このサイズのモニターを付属のスタンドで机に直置きした際に、不慮の事故や地震などで落下してしまうのでは?という点です。落下するとモニターは壊れますし、5.2kgもあるので危険です。

この様な不慮の落下を防止するためにモニターアームを取り付けて利用することをおすすめします。モニターアームの取り付けは机に挟み込んで固定し、モニターとはねじを締めるだけですので簡単&机に傷をつけることなく可能です。

入力端子も複数搭載で皆で使いやすい

JN-IPS27WQHDR-C65W-Tには、パソコンとの接続用にDisplayPortとHDMI、USB-Cの3種類の端子が搭載されています。

デスクトップPCとはDisplayPortで接続し、持ち込みのノートPC2台をHDMIとUSB-Cそれぞれでつなぐと言った大人数での利用も可能です。

欲を言えばHDMI端子がもう1口あればよかったな、と思いますがこの辺りは価格とのバランス上割り切ったということだと思います。

KVM機能で1セットの外付けキーボードとマウスも複数人で使いまわせる

JN-IPS27WQHDR-C65W-TにはKVMと呼ばれる機能が搭載されています。

この機能は、USB-C接続したPCとDisplayPortまたはHDMI接続したPCの2台で1セットの外付けキーボードとマウスを共有する(簡単に切り替えて使う)機能です。

複数人が集まって議論している際、2つのPCの画面表示を切り替えると外付けキーボードとマウスの接続先も自動的に変わりますので、とても操作しやすくさらに議論が捗ります。

USB-C端子は65Wの給電も可能

JN-IPS27WQHDR-C65W-Tに搭載されているUSB-C端子はモニターからPCへ最大65Wの給電が可能です。

この端子に接続される方はバッテリー残量の心配が不要になりますので、長時間会議でもACアダプターを持ち運びする必要がなく、とても利便性が高いです。

スピーカー搭載&フリッカーフリー&ブルーライトカットと抜かりなし

強烈な個性を持つJN-IPS27WQHDR-C65W-Tですが、モニターとして抑えるべきポイントはしっかりと抑えています。

ちょっとした動画再生などで便利な2W×2のスピーカーを搭載しているほか、長時間利用時の眼精疲労に配慮した「フリッカーフリー機能」や「ブルーライトカット」機能も搭載しています。

付属品について

JN-IPS27WQHDR-C65W-TにはHDMIケーブルとUSB-Cケーブル、USB-A to USB-Bケーブルが付属しています。これらを使えば追加費用なくモニターと接続可能ですが、DisplayPort端子で接続される場合には別途ケーブル購入が必要です。

JAPANNEXT社について

JAPANNEXT社はそれほど知られていませんが、怪しいメーカーではありません。

JAPANNEXT社は日本好きのフランス人が日本留学中に起業したという異色の経歴を持つ、関東拠点の日本メーカーです。創業17年とそれなりに歴史と実績のある会社です。

なるべく安く販売するため広告宣伝費をあまりかけていないので、名前は売れていませんが高スペックな4Kモニターなどハイスペックなモニターも多く手掛けているメーカーです。

ちなみに、JAPANNEXT社という名前の由来ですが、創業社長はインタビューで以下のように語っています

将来的には、ソニーのウォークマンのような、まだ世界にないもの・考えつかないものを、いつか日本から世界へ発信できたらと思っています。「JAPANNEXT」という社名も、そこから来ています。

—ベッカー・サムエル、ASCII×JAPANNEXT

17歳で日本縦断ヒッチハイク!ディスプレー市場の新星、JAPANNEXTのフランス人社長が色々スゴイ (1/3) (ascii.jp)

JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-Tの総合評価

総合評価

JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-Tを選ぶメリット

  • 会議机において皆でディスカッションに使える唯一無二の個性
  • スクロールだけでなく拡大縮小も可能な10点マルチタッチスクリーン
  • 視野角が極めて広いIPS液晶採用
  • 机において両側からのぞき込むのに丁度良い27インチサイズ&QHD解像度
  • 複数人で使いやすい接続端子搭載
  • 1セットのキーボードとマウス共有できるKVM機能搭載
  • 長時間会議でも電源の心配不要な65W給電可能なUSB-C接続端子搭載
  • スピーカー搭載
  • フリッカーフリー機能&ブルーライトカット搭載

JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-Tを選ぶデメリット

  • 付属のスタンドだと不慮の事故による落下が心配
  • HDMI端子は1口しかない
  • 会議室で使うにはスピーカーのサイズがやや小ぶり

総合評価

おすすめ度
 (3)

JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-Tは、

QHD解像度の27インチ大画面でマルチタッチ対応という極めて個性的なデスク直置き型PCモニターです。

オフィスなどで会議机において書き込みながらあれこれ議論をする、そのような使い方に適したモニターです。

QHD解像度はフルハイビジョン画面よりもデスクトップ領域が2.4倍程度広く、また画面サイズも27インチと大型であることから、表示の大きさ的にも表示領域的にも共同作業するのに向いているモニターです。

画質面では色域非公開である点は気になりますが、上のような使い方において問題になることはあまりないと思われます。

スピーカーが搭載されていますので、ちょっと動画を見るといった使い方にも便利です。

唯一の懸念点としては画面サイズが大きく本体の重さも5.2kgと重たいので、机に直置きして画面タッチをする際に机から落下しないかということが挙げられます。このため、利用する際にはモニターアームを取り付けて使用することがお勧めです。

価格面では27インチQHDモニターの中ではややお求めやすい価格帯となっています。

以上を総合的に勘案し、JN-IPS27WQHDR-C65W-Tは「オフィスなどで机に直置きして議論する際などに活躍する超便利なモニターであり、この使い方においてはとても優れたモニター」であると評価します。

総合評価★3つとします。
(タロウスタイルでは強烈な個性を持つ製品は★3つで評価を統一しています)

タロウ
タロウ

JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-TはAmazonでも楽天市場でも購入可能です。価格面では同等でした。(2023年11月調べ)



JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-Tのレビューまとめ

本記事は、JAPANNEXT社のPCモニター「JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-T」のレビューをお届けしました。

この記事が皆様のモニター選びのお役に立てることを願っています。