今回は、Lenovo社のPCモニター「Lenovo C27q-30」のレビューをお届けします。
★5:おすすめ度上位10%:超厳選おすすめモデル
購入をおすすめできるモデルのうち、おすすめ度が上位10%に入る超厳選されたモデルにのみ★5を付与します。★5を獲得したモデルは「おすすめ度上位10%の超厳選おすすめ 「★5」モデル一覧」で確認できます。
★4:おすすめ度上位30%:かなりおすすめ出来るモデル
競合製品と比べてかなり魅力的なモデルです。
★3:購入をおすすめできるモデル
この評価を付けるモニターには「可もなく不可もない普通の製品」「鋭い個性を持つが万人受けしない製品」の2パターンあります。後者の場合はその個性に魅力を感じる人にとっては十分に魅力的なモデルです。
Lenovo C27q-30は、
デスクワークに適したVA液晶を採用したシンプル&コスパ路線の27インチQHDモニターです。
搭載されているパネルはVA液晶という白と黒をはっきりと映し出すことが得意な得意な液晶です。コントラスト比も一般的なIPS液晶の1000:1に対して3000:1ととても高くなっています。
HDR技術には非対応、スピーカー非搭載、スタンドもチルト角のみが調整可能なシンプルスタンドとなっており、全体としてシンプル設計路線が貫かれています。
接続端子はDisplayPortとHDMI端子の両方が搭載されていますので接続性は高いモニターです。
価格帯は27インチQHDモニターとして最もお求めやすい価格帯となっています。
以上を総合的に勘案し、Lenovo C27q-30は「シンプル&コスパ路線を追求したデスクワーク利用に向きの27インチQHDモニターで、費用を抑えて27インチQHDモニターを探されている方にイチオシのモデル」であると評価します。
総合評価★4つとします。
Lenovo C27q-30はAmazonでは取り扱いがありませんでした。楽天市場での購入がお買い得でした。(2023年11月調べ)
ジャンプできる目次
Lenovo C27q-30の特徴を解説
カタログスペック
Lenovo C27q-30のカタログスペックです。VA液晶を採用しておりコントラスト比が3000:1と高スペックになっています。それ以外は奢った機能は搭載しておらず全体としてシンプルな設計です。
主要スペックのみを抜粋表示しています。
より詳細のスペックはLenovo C27q-30の公式ホームページにて確認してください。
VA液晶採用でデスクワークで使いやすいパネル
Lenovo C27q-30に搭載されいるパネルは事務作業などのデスクワークにとても適したパネルです。
採用されているVA液晶は、最近流行りのIPS液晶と比較するとバックライトの光をうまく遮ることが出来るという特徴があります。このため、黒い部分をシッカリと黒く表示することが出来ます。
実際、白黒どのくらいはっきり表示できるかを示すコントラスト比は3000:1となっており、これはIPSを採用した一般的なモニターの1000:1よりもかなり高い値となっています。
この特性は特に事務作業で白背景の中黒文字をハッキリ表示することに寄与しますので、その様な使い方を多くされる方には大きなメリットとなります。
一方で色彩面ではNTSC72%、輝度250cd/m2と一般的なフルハイビジョン画質のモニターと変わらない値です。
Lenovo C27q-30の画質は、フルハイビジョン画質をさらにち密にし白黒の差が見やすくなったイメージと考えましょう。
大画面を有効活用する便利ソフトが提供されないのはデメリット
Lenovo C27q-30のデメリットの1つに広いデスクトップ領域を有効活用する支援ソフトが提供されていないことが挙げられます。
QHDモニターを使ってデスクワーク作業を行う場合、「1つのウィンドウを大きく映す」パターンと「広いデスクトップ領域に複数のウィンドウを並べて作業する」パターンがあると思います。この後者を効率よくやるためには、ウィンドウを自動で並べるソフトが必要になるのですが、このソフトが提供されていません。
とはいえ、提供しないメーカーの方が多いので、大きなデメリットとまでは言えません。
スタンドはシンプルスタンド。VESAマウントは搭載
Lenovo C27q-30のスタンドはとてもシンプルなスタンドです。
画面のチルト角(上下向き)だけが調整可能です。ここは実売価格を下げるための割り切りポイントの1つです。VESAマウントは搭載されていますので、モニターアームに取り付けて利用することは可能です。
入力端子は十分
Lenovo C27q-30はシンプル路線の設計が貫かれていますが、入力端子は十分です。
主に高性能なグラフィックカードを搭載したパソコンと接続するのに利用するDisplayPortと、ノートパソコンをはじめとする幅広いパソコンと接続できるHDMI端子の両方が搭載されています。
この端子構成であれば殆どすべてのパソコンと接続可能です。
パソコン側の端子が足りなくてお悩みの方はこの特集記事に解決方法あります
薄型ベゼル採用も嬉しい
Lenovo C27q-30は薄型ベゼル設計になっています。
このことは見た目がスマートで美しいだけでなく、マルチディスプレイで作業をされる際に画面をまたぐ操作がしやすいというメリットがあります。デスクワークで使用する際にはメリットの1つとなります。
スピーカーは非搭載
Lenovo C27q-30にスピーカーは搭載されていません。
シンプル設計でもアイケア技術は搭載
Lenovo C27q-30には画面のチラツキを抑える「フリッカーフリー機能」とブルーライトの発生を抑える「ブルーライト軽減機能」を搭載しています。
デスクワークで利用される方は当然のように長時間作業となるかと思いますので、この点は安心ポイントです。
Lenovo C27q-30の総合評価
Lenovo C27q-30を選ぶメリット
- デスクワークに適したVA液晶搭載
- 長時間利用でも安心なアイケア機能搭載
- DisplayPortとHDMI端子両方搭載
- VESAマウント搭載でモニターアーム取り付け可能
- 極めて優れたコストパフォーマンス
Lenovo C27q-30を選ぶデメリット
- ウィンドウの自動整列機能が提供されていない
- 画面の位置調整自由度が低い
- スピーカー非搭載
総合評価
Lenovo C27q-30は、
デスクワークに適したVA液晶を採用したシンプル&コスパ路線の27インチQHDモニターです。
搭載されているパネルはVA液晶という白と黒をはっきりと映し出すことが得意な得意な液晶です。コントラスト比も一般的なIPS液晶の1000:1に対して3000:1ととても高くなっています。
HDR技術には非対応、スピーカー非搭載、スタンドもチルト角のみが調整可能なシンプルスタンドとなっており、全体としてシンプル設計路線が貫かれています。
接続端子はDisplayPortとHDMI端子の両方が搭載されていますので接続性は高いモニターです。
価格帯は27インチQHDモニターとして最もお求めやすい価格帯となっています。
以上を総合的に勘案し、Lenovo C27q-30は「シンプル&コスパ路線を追求したデスクワーク利用に向きの27インチQHDモニターで、費用を抑えて27インチQHDモニターを探されている方にイチオシのモデル」であると評価します。
Lenovo C27q-30はAmazonでは取り扱いがありませんでした。楽天市場での購入がお買い得でした。(2023年11月調べ)
競合製品との比較
Lenovo C27q-30はとてもお求めやすい価格帯なので同じような価格帯の競合製品を提示することは出来ませんが、比較対象としていくつかご紹介します。
Dell S2721DS
デスクワークに適した27インチQHDモニターです。こちらのモニターは発色のキレイなIPS液晶を採用しています。
このモニターを選ぶメリットは、「ウィンドウの自動配列機能が提供されていること」「画面の位置調整自由度が高いこと」「スピーカーが搭載されていること」です。どの機能もデスクワークをする上ではあった方が良い機能です。
デメリットとしてはやはり実売価格が上がってしまうことが挙げられます。Lenovo C27q-30が最もシンプルなエントリーモデル出会ったことに対して、こちらのモニターはいろんな機能がそろった高機能モデルに該当します。
LG 27QN600-BAJP
こちらはHDR10に対応した27インチQHDモニターです。そのようなモニターの中では最もお求めやすい価格帯のモデルです。
最大輝度も350cd/m2と明るいので、とても明るいキレイな画像を映し出すことが出来ます。動画視聴とか簡単なMMO程度のゲームでしたら十分なスペックですので、そのような使い方をされる方はこちらのモニターもチェックしてみては如何でしょうか?
実売価格は少しだけ上です。
Acer OmegaLine CB272Usmiiprx
色域がsRGB 100%と広く、HDR10にも対応した色彩面でもコントラスト面でも優れた画質の27インチQHDモニターです。
こちらのモニターは画面の位置調整自由度がとても高く、画面の上下だけでなく左右の首振りと高さの調整が可能です。長時間利用される方には嬉しい機能ですのでこちらもチェックしてみると良いと思います。
Lenovo C27q-30のレビューまとめ
本記事は、Lenovo社のPCモニター「Lenovo C27q-30」のレビューをお届けしました。
この記事が皆様のモニター選びのお役に立てることを願っています。