今回は、PHILIPS社のPCモニター「PHILIPS 276B9/11」のレビューをお届けします。
★5:おすすめ度上位10%:超厳選おすすめモデル
購入をおすすめできるモデルのうち、おすすめ度が上位10%に入る超厳選されたモデルにのみ★5を付与します。★5を獲得したモデルは「おすすめ度上位10%の超厳選おすすめ 「★5」モデル一覧」で確認できます。
★4:おすすめ度上位30%:かなりおすすめ出来るモデル
競合製品と比べてかなり魅力的なモデルです。
★3:購入をおすすめできるモデル
この評価を付けるモニターには「可もなく不可もない普通の製品」「鋭い個性を持つが万人受けしない製品」の2パターンあります。後者の場合はその個性に魅力を感じる人にとっては十分に魅力的なモデルです。
PHILIPS 276B9/11は、
27インチQHDモニターとしてトップクラスの画質の良さ、利便性の高さ、快適性を兼ねそろえたモデルです。
色域sRGB 114%, NTSC 90%は27インチQHDモニターとしてトップクラスの広さです。また最大輝度も350cd/m2ととても明るいスペックです。QHDの解像度も相まって滑らかで発色の良いコントラストに富んだ豊かな映像を表示することが可能なモニターです。
接続端子としては一般的なDisplayPortとHDMIに加えてUSB-C端子が搭載されています。このUSB-C端子は最大65W給電可能であることに加え、モニター側に設けられたUSB 3.2端子×4口とつながっており利便性は極めて高い端子となっています。
スタンド機能も高機能で画面の向きや高さの調整が可能です。スピーカーも搭載されています。
唯一の弱点はHDR技術には非対応ですので、映画視聴などで利用される方にはコントラスト表現性能という点で満点とはいかないかもしれません。
価格帯は27インチQHDモニターの中でややお求めやすい価格帯に位置します。
以上を総合的に勘案し、PHILIPS 276B9/11は「画質・利便性・快適性いずれも高いレベルでまとまったモニターでコスパも優れており、予算に見合うのであれば広い方におすすめするモデル」であると評価します。
総合評価★4つとします。
ジャンプできる目次
PHILIPS 276B9/11の特徴を解説
PHILIPS 276B9/11のカタログスペックです。
極めて広い色域、高い輝度、便利なUSB-C入力端子、高機能スタンドなどとても整ったスペックとなっています。
メーカー | PHILIPS |
型番 | 276B9/11 |
発売 | 2020年8月 |
画面サイズ | 27インチ |
液晶種類 | 非光沢 IPS |
解像度 | QHD(2560×1440) |
色数 | 約1677万色 |
色域 | sRGB 114% NTSC 90% |
輝度 | 350 cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 |
HDR対応 | 非対応 |
描画速度 | 75Hz, 4ms |
入力端子 | DisplayPort v1.2 × 1 HDMI 1.4 × 1 USB-C × 1 |
USB PD | 65W |
USBハブ (USB-C接続時) | USB 3.2×4 |
スタンド機能 | 〇:上下角調整 〇:高さの調整 〇:左右首振り 〇:画面の回転 |
VESAマウント | 〇 |
フリッカーフリー | 〇 |
薄型ベゼル | 〇 |
スピーカー | 2W×2 |
Sync技術 | Adaptive-Sync |
主要スペックのみを抜粋表示しています。
より詳細のスペックはPHILIPS 276B9/11の公式ホームページにて確認してください。
PHILIPS 276B9/11は色彩面では27インチQHDモニターの中でトップクラスの性能を誇ります。
表示可能な色の範囲を表す色域はsRG 114%, NTSC 90%と一般的な値(sRGB 99%など)と比べると極めて広く、深みのある色を映し出すことが可能です。さらに、PHILIPS 276B9/11の最大輝度は350cd/m2ととても明るいパネルとなっています。
広い色域と高い輝度両方を合わせて考えると、PHILIPS 276B9/11はとても美しく明るい映像を映し出すことが出来るモニターであると言えます。
PHILIPS 276B9/11には接続端子としてDipslayPort v1.2とHDMI 1.4、さらにUSB-C端子がそれぞれ1つずつ搭載されています。
このUSB-C端子はとても便利な端子です。この端子でノートパソコンとモニターを接続するとモニター側からノートパソコンに電源を供給できます。つまりACアダプターの接続が不要となります。供給可能な最大電力は65Wです。
さらに、モニター側に搭載されたUSB-A 3.2端子4口もUSBハブとして利用可能になります。この端子にキーボードやマウスを繋いでおくと、モニターとの接続という1アクションですべてが利用可能なようになります。
自宅とオフィスでハイブリッドワークをされているような方には特に嬉しい機能です。
ただし、すべてのUSB-C端子で接続できるわけでなく、利用するUSB-C端子がThunderboltという規格もしくはDisplayPor Alt Modeに対応している必要があります。以下の記事で詳しく解説しているので、USB-C接続に興味があり利用してみたいと思われる方は一読をおすすめします。
PHILIPS 276B9/11に搭載されているスタンドは高機能なスタンドです。
画面の位置調整として画面の上下の向き、左右の首振り、高さの調整が可能です。この3つが調整可能なことで、利用される机の高さや座高の高さなどに合わせて適切な画面位置に調整できます。
これにより長時間のパソコン作業でも身体への負担を和らげることが出来ます。腰が痛くなりやすい方や首が痛くなりやすいという方にはとても嬉しいスタンドです。
PHILIPS 276B9/11はスピーカーを搭載しています。サイズは2W×2と一般的な大きさです。
スピーカーが搭載されていることで動画を見る際などに便利です。
PHILIPS 276B9/11の総合評価
PHILIPS 276B9/11を選ぶメリット
- 極めて広い色域と明るいパネルでカテゴリ最高クラスの画質
- 汎用性の高い接続端子構成
- ACアダプタやUSBハブ機能もこなすUSB-C端子接続可能
- 高機能なスタンドで長時間利用も快適
- 便利なスピーカー搭載
- フリッカーフリー&ブルーライトカット機能搭載
PHILIPS 276B9/11を選ぶデメリット
- HDR技術には非対応
PHILIPS 276B9/11は、
27インチQHDモニターとしてトップクラスの画質の良さ、利便性の高さ、快適性を兼ねそろえたモデルです。
色域sRGB 114%, NTSC 90%は27インチQHDモニターとしてトップクラスの広さです。また最大輝度も350cd/m2ととても明るいスペックです。QHDの解像度も相まって滑らかで発色の良いコントラストに富んだ豊かな映像を表示することが可能なモニターです。
接続端子としては一般的なDisplayPortとHDMIに加えてUSB-C端子が搭載されています。このUSB-C端子は最大65W給電可能であることに加え、モニター側に設けられたUSB 3.2端子×4口とつながっており利便性は極めて高い端子となっています。
スタンド機能も高機能で画面の向きや高さの調整が可能です。スピーカーも搭載されています。
唯一の弱点はHDR技術には非対応ですので、映画視聴などで利用される方にはコントラスト表現性能という点で満点とはいかないかもしれません。
価格帯は27インチQHDモニターの中でややお求めやすい価格帯に位置します。
以上を総合的に勘案し、PHILIPS 276B9/11は「画質・利便性・快適性いずれも高いレベルでまとまったモニターでコスパも優れており、予算に見合うのであれば広い方におすすめするモデル」であると評価します。
競合製品との比較
とても完成度の高い27インチQHD解像度のモニターです。
こちらのモニターもUSB-C端子を搭載しており、最大65Wの給電が可能です。デスクワークで使いやすいモニターですので比較検討してみては如何でしょうか?
S2722DCを選ぶメリット
- ウィンドウを自動で整列させる機能が提供されていて、デスクワークで使いやすい
- スピーカーのサイズが3W×2と大きい
- お求めやすい実売価格
S2722DCを選ぶデメリット
- 色彩面では一般的な性能
よりお求めやすい価格帯の27インチQHDモニターです。こちらのモニターはHDR10に対応していますのでコントラスト表現性能が高く、映画鑑賞などで利用される場合はこちらのモニターの方が画質は上と感じるシーンもあるでしょう。
USB-C接続端子は搭載していませんが、お求めやすい実売価格ですので一度チェックしてみることをおすすめします。
CB272Usmiiprxを選ぶメリット
- 色域がやや狭い(それでもsRGB 100%と十分広いですが・・)
- HDR10に対応しており、コントラスト表現性能が高い
- お求めやすい実売価格
CB272Usmiiprxを選ぶデメリット
- USB-C接続は出来ない
PHILIPS 276B9/11のレビューまとめ
本記事は、PHILIPS社のPCモニター「PHILIPS 276B9/11」のレビューをお届けしました。
この記事が皆様のモニター選びのお役に立てること、そして皆様が買ってよかったと思えるモニターに出会える事を願っています!
最後までお読みいただきありがとうございました。