皆様こんにちは。タロウです。
今回は、LG社製27インチPCモニター「27UL500-W」のレビューをお届けします。
★5:おすすめ度上位10%:超厳選おすすめモデル
購入をおすすめできるモデルのうち、おすすめ度が上位10%に入る超厳選されたモデルにのみ★5を付与します。★5を獲得したモデルは「おすすめ度上位10%の超厳選おすすめ 「★5」モデル一覧」で確認できます。
★4:おすすめ度上位30%:かなりおすすめ出来るモデル
競合製品と比べてかなり魅力的なモデルです。
★3:購入をおすすめできるモデル
この評価を付けるモニターには「可もなく不可もない普通の製品」「鋭い個性を持つが万人受けしない製品」の2パターンあります。後者の場合はその個性に魅力を感じる人にとっては十分に魅力的なモデルです。
LG 27UL500-Wは
広々とした作業スペース&細部まで緻密な映像を描き出す使い勝手の良い27インチ4Kモニターです。
描画速度を速めるためのソフトウェアも搭載されていますので、ライトユーザーならゲーミング用途にも利用可能です。一方でパネルの基本的な諸元が公開されていないところが気になるポイントです。
LG 27UL500-WはAmazon限定モデルです。他の販売ルートでも販売されていますが非正規流通品の恐れがあるので、Amazonから購入するのがおすすめです(2023年11月調べ)
上記判定の根拠や購入にあたっての注意点などを以下で解説します。
このPCモニターを購入されようとしている方はぜひご一読ください!
ジャンプできる目次
LG 27UL500-Wのスペック解説
まずは、LG 27UL500-Wのスペックとアピールポイントを解説します!
ポイント1:極めて高い描画能力
まず最初にモニターとして最も大事な描画能力を解説します。
LG 27UL500-Wは、27インチの4K IPS液晶パネルを搭載しています。
4Kとは、画面内のピクセル数が3840×2160である事を示す記号です。
所謂フルハイビジョンのピクセル数は1920×1080ですので、縦横共に2倍のピクセル数です。
この様な高解像度になることの恩恵は大きく2つあります
恩恵1:作業スペースが広くなる
ピクセル数が縦横2倍になるという事は、単純に作業スペースが4倍に広がることを意味します。
狭い画面で無理矢理複数のウィンドウを並べて作業しようとすると、それぞれのウィンドウの作業スペースが狭くなりすぎて上手くいかないという悩みを持っている方も多い方と思います。
ウィンドウって小さくしようとしてもフレーム部分とか上のメニューバーとかは小さくならないので、それに圧迫されて作業スペースが極端に狭くなってしまうのですよね。
このモニターを使えば作業スペース(描画領域)が4倍になりますので、その様なマルチウィンドウ作業が快適に進められます。
しかも、27インチの大型ですので、広い作業スペースを広い画面で快適に使うことが出来ます。
恩恵2:精緻な画像を映し出せる
ピクセル数が多くなるという事は、同じ画面サイズで比べるとピクセルの密度が密になるという事を意味します。
これにより、細部の描画能力が格段に向上します。
フルハイビジョン画質のモニターでは目を近づけてみると曲線が多角形で描かれていてカクカクしているのが見えるのですが、4Kではその曲線が極めて滑らかに表現出来ます。
以前はこの4Kモニターの威力をフルで発揮する場面が少なかったのですが、最近はNetflixなどの動画配信サービス(VOD)などでも4K映画の配信が行われており、活躍の機会が増えてきています。
また、動画や画像編集をする際などにも活躍します。
また、LG 27UL500-WはHDR10に対応しています。
HDR10は画面の明るさの段階を人の視覚の特性に合わせて最適化することで、明るい部分の白飛びを抑えつつ、暗い部分を真っ黒で潰れてしまうことなく描画する機能です。
この機能は、特に映画を観る際やゲームをする際に暗いシーンでも良く見える映像が楽しめます。
また、LG 27UL500-WはIPSパネルを採用しています。
IPSパネルの特徴の1つとして、視野角の広さが挙げられます。
このモニターの様に大画面モニターだと、画面の端の方はどうしても斜めに見ることになってしまいます。
その様な際にもIPS液晶なら画面の隅々まで綺麗な画像を見ることが出来ます。
また、工場出荷時に全数色合いのキャリブレーションを行われていますので、個体差でのハズレもなく安心です。
ポイント2:描画能力を補強するソフトウェア
LG 27UL500-Wはパネル自体の描画能力の高さをより一層引き出すソフトウェアも搭載されています。
特に、
- HDR10の機能をさらに改良し暗部の描画能力を高める「ブラックスタビライザー」
- 描画の遅延を抑える「DAS(Dynamic Action Sync)モード」
はゲーミングを有利に進めることが出来る強力な機能です。
LG 27UL500-Wはゲーミングモニターではなく汎用モニターに分類されますが、これらの機能が搭載されているためライトユーザーであれば十分ゲーミングも楽しむことが出来るモニターです。
ポイント3:便利な入力端子
LG 27UL500-WはHDMIの入力が2系統搭載されています。
HDMIは、パソコンとモニターを接続するだけでなく、レコーダーやゲーム機などとの接続にも使える汎用性の高い端子です。
これが2つ搭載されていますので、複数の機器を常時接続して置き切り替えながら利用する、という便利な使い方が可能です。
パソコン側の端子が足りなくてお悩みの方はこの特集記事に解決方法あります
ポイント4:便利なジョイスティックボタン
LG 27UL500-Wには、ディスプレイの設定を切り替えることが出来るジョイスティックボタンが付いています。
特にこのボタンで音量を調整できるのは便利です。
毎度毎度メニューを呼び出して音量調整するのではなく、ボタンの左右操作だけで音を上げ下げ出来ると急に音量を調整したい時などにとても役立ちます。
メーカーと保証内容
LGは韓国の会社です。
液晶パネルのシェアでは、2019年に世界2位、2020年も世界4位です。
自社販売のみならず、多くのメーカーに液晶パネルを供給している事でも有名です。
LG 27UL500-Wの総合評価
LG 27UL500-Wの優れている点
- 作業スペースが広がる&細部まで緻密な映像を映し出せる4Kパネル搭載
- 映画やゲームなどで特に役立つ暗部を鮮やかに映し出せるHDR10機能搭載
- HDR10の機能をさらに強化するブラックスタビライザー機能搭載
- 描画タイミングを速め、ゲームで有利になるDASモード搭載
- 様々な機器との接続が可能なHDMI端子を2系統搭載
- 便利なジョイスティックボタン付き
割り切りポイント
- 色数や色域、コントラスト比などの基本的なパネルスペックが非公開
総合スコア
推奨度判定と理由
広々とした作業スペース&細部まで緻密な映像を描き出す使い勝手の良い27インチ4Kモニターです。
描画速度を速めるためのソフトウェアも搭載されていますので、ライトユーザーならゲーミング用途にも利用可能です。一方でパネルの基本的な諸元が公開されていないところが気になるポイントです。
LG 27UL500-WはAmazon限定モデルです。他の販売ルートでも販売されていますが非正規流通品の恐れがあるので、Amazonから購入するのがおすすめです(2023年11月調べ)
競合製品との徹底比較
同じようなスペックのモニターとの比較
PHILIPS 278E1A/11
機能構成的にはキャラが被るライバル製品です。
こちらのモニターは極めて色域が広く発色が綺麗なことが特徴のモニターです。
スペック非公開が不安と感じられる方やせっかく4Kの製品を買うので色の綺麗さにはこだわりたいという方には有力な選択肢の1つになると思います。
やや格上の競合製品との比較
Dell S2721QS
極めて綺麗な映像を映し出す4Kパネルを搭載した27インチモニターです。
色数や色域、コントラスト比などのパネルのスペックも公開されています。
このモニターには高機能スタンドやスピーカーも搭載されていることに加え、画面内にさらに別の小さい画面を映し出す画面内画面機能や画面を左右に分割してそれぞれ使える画面分割機能も付いています。
高機能なモニターをお探しの方はこちらのモニターも検討してみましょう。
LG 27UL500-Wのレビューまとめ
本記事は、LG社製PCモニター「LG 27UL500-W」のレビューをお届けしました。
広々とした作業スペース&細部まで緻密な映像を描き出す使い勝手の良い27インチ4Kモニターです。
描画速度を速めるためのソフトウェアも搭載されていますので、ライトユーザーならゲーミング用途にも利用可能です。一方でパネルの基本的な諸元が公開されていないところが気になるポイントです。