今回は、ASUS社製ゲーミングモニター「TUF Gaming VG259QR」のレビューをお届けします。
★5:おすすめ度上位10%:超厳選おすすめモデル
購入をおすすめできるモデルのうち、おすすめ度が上位10%に入る超厳選されたモデルにのみ★5を付与します。★5を獲得したモデルは「おすすめ度上位10%の超厳選おすすめ 「★5」モデル一覧」で確認できます。
★4:おすすめ度上位30%:かなりおすすめ出来るモデル
競合製品と比べてかなり魅力的なモデルです。
★3:購入をおすすめできるモデル
この評価を付けるモニターには「可もなく不可もない普通の製品」「鋭い個性を持つが万人受けしない製品」の2パターンあります。後者の場合はその個性に魅力を感じる人にとっては十分に魅力的なモデルです。
ASUS TUF Gaming VG259QRは
あまり大きな特徴はないコストを抑えた設計路線の24.5インチ165Hzゲーミングモニターです。
画質面では色域が非公開であるのが残念です。ゲーミングを楽しむうえで色彩面に不安が残るのは大きなデメリットの1つとなります。輝度300cd/m2は一般的な性能です。
接続端子はDisplayPort v1.2とHDMI×2ですが、HDMI端子のバージョンが1.4であることには注意が必要です。これにより、HDMI接続での最高リフレッシュレートは120Hzとなっています。HDMIで接続される方には大きなデメリットとなります。
画面の上下向き、左右首振り、高さ調整が可能な高機能スタンドが付属しており、フリッカーフリー&ブルーライト軽減機能も搭載されていますので、長時間ゲーミングをされる方にはメリットとなります。
このモニターには2W×2のスピーカーが搭載されています。このクラスのゲーミングモニターに搭載されるスピーカーとしては標準的なレベルです。
AdaptiveSync対応&G-SYNC Compatible(執筆時点では認証取得中)です。
価格帯は24インチ付近の165Hzゲーミングモニターとしてはミドルクラスの価格帯です。
スペック的には低価格路線の競合製品と同等レベルですので、コストパフォーマンスという観点では苦戦を強いられているモニターです。
以上を総合的に勘案して、VG259QRは「全体的には低価格路線の設計で色彩面で不安あり。コストパフォーマンスではやや劣るため購入前に競合製品との比較検討をおすすめするモニター」であると評価します。
総合評価は★2つとします。
VG259QRはAmazonや楽天市場、Yahooショッピングなどで購入可能です。価格面ではAmazonがお買い得でした。(2023年11月調べ)
ジャンプできる目次
ASUS TUF Gaming VG259QRの特徴を解説
カタログスペック
ASUS TUF Gaming VG259QRのカタログスペックです。色域非公開なのがとても残念です。搭載されているHDMI端子はHDMI v1.4であることに注意しましょう。
色域非公開は大きなデメリット
VG259QRのスペックで最も気になるのは色域が公開されていない事です。この点はゲーミングモニター選びをするうえで大きなデメリットとなります。
ゲーミングモニター選びで最も重視すべきなのは「速くて美しい描画能力」です。この美しさに与える重要なスペックが色域です。
超格安のモニターなら「あり」と言えないこともありませんが、このモニターの価格帯を考えるとこの点は見逃せないデメリットです。
VG259QRはHDR技術にも対応していません。コントラスト表現を改善する独自のアルゴリズムShadowBoostなどが搭載されています。最大輝度の350cd/m2は競合製品の平均をやや上回るスペックです。
描画速度は快速
VG259QRは最高リフレッシュレート165Hz、応答速度1msと快速の描画速度を誇ります。
この描画速度はゲーミングモニターの中では「やや速い」という水準です。
リフレッシュレートが速いとFPSやMMOなど動きが速くその動きを的確に捉えてプレイすることが要求されるゲームにおいて大きなメリットとなります。
Sync技術としてはAdaptive-Syncに対応しており、G-SYNC Compatible対応(執筆時点では認証取得中)となっています。
DispayPort端子での利用を推奨
VG259QRを購入する上で最も注意すべき点は、搭載されているHDMI端子がHDMI v1.4であるという点です。
HDMI接続した場合は最高リフレッシュレートが120Hzとなります。この制約はかなり大きなデメリットです。
HDMI接続される方がこのモニターを購入するのは勿体ないの一言です。よりお求めやすい価格帯の144HzのゲーミングモニターもしくはHDMI2.0端子搭載の製品を選びましょう。(後ほど紹介します)
DisplayPortで接続される方には接続端子という観点ではデメリットはありません。
パソコン側の端子が足りなくてお悩みの方はこの特集記事に解決方法あります
高機能スタンド搭載は嬉しいポイント
VG259QRを選ぶメリットの1つに高機能スタンドを搭載していることが挙げられます。
画面の左右角度、前後角度、高さ調整が可能です。これにより快適で見やすい位置に画面を調整することが出来ますので、長時間ゲーミングで身体にかかる負担を和らげることが出来ます。
また縦回転も可能ですので、縦画面として利用し縦スクロールゲームを楽しむ、といった使い方も可能です。
ASUS TUF Gaming VG259QRの総合評価
ASUS TUF Gaming VG259QRを選ぶメリット
- 165Hz, 1msと快速の描画速度がもたらす有利なゲーミング
- 長時間ゲームで嬉しい高機能スタンド搭載
ASUS TUF Gaming VG259QRを選ぶデメリット
- 色域が非公開で色彩面で不安が残る
- HDR技術に非対応
- HDMI接続時は最高リフレッシュレート120Hzとなる
総合評価
ASUS TUF Gaming VG259QRは
あまり大きな特徴はないコストを抑えた設計路線の24.5インチ165Hzゲーミングモニターです。
画質面では色域が非公開であるのが残念です。ゲーミングを楽しむうえで色彩面に不安が残るのは大きなデメリットの1つとなります。輝度300cd/m2は一般的な性能です。
接続端子はDisplayPort v1.2とHDMI×2ですが、HDMI端子のバージョンが1.4であることには注意が必要です。これにより、HDMI接続での最高リフレッシュレートは120Hzとなっています。HDMIで接続される方には大きなデメリットとなります。
画面の上下向き、左右首振り、高さ調整が可能な高機能スタンドが付属しており、フリッカーフリー&ブルーライト軽減機能も搭載されていますので、長時間ゲーミングをされる方にはメリットとなります。
このモニターには2W×2のスピーカーが搭載されています。このクラスのゲーミングモニターに搭載されるスピーカーとしては標準的なレベルです。
AdaptiveSync対応&G-SYNC Compatible(執筆時点では認証取得中)です。
価格帯は24インチ付近の165Hzゲーミングモニターとしてはミドルクラスの価格帯です。
スペック的には低価格路線の競合製品と同等レベルですので、コストパフォーマンスという観点では苦戦を強いられているモニターです。
以上を総合的に勘案して、VG259QRは「全体的には低価格路線の設計で色彩面で不安あり。コストパフォーマンスではやや劣るため購入前に競合製品との比較検討をおすすめするモニター」であると評価します。
VG259QRはAmazonや楽天市場、Yahooショッピングなどで購入可能です。価格面ではAmazonがお買い得でした。(2023年11月調べ)
競合製品との比較
Acer NITRO VG242YPbmiipx (VG2)
同等の価格帯の23.8インチ165Hzのゲーミングモニターです。
こちらのモニターは色域がキチンと公開されていることに加え、モニター側の性能規格であるDisplayHDR400に対応しています。最大輝度400cd/m2で明るくキレイな映像でゲームを楽しむことが出来るモニターです。
またHDMI 2.0端子が搭載されていますので、HDMI接続される方でも最高リフレッシュレート165Hzを発揮できます。
画筆重視という方やHDMI接続される方は是非チェックしてみることをおすすめします。
AOC 24G2SPE/11
お求めやすい価格帯の23.8インチ165Hzのゲーミングモニターです。DisplayPortで接続される予定の方にチェックしてもらいたい競合製品です。
sRGB 125%と極めて広い色域を誇り、色差delta e<2のスペックですので正確でキレイな色彩表現が可能なモニターです。
こちらのモニターもHDR技術には非対応であり、HDMI2.0端子は非搭載となっています。
DIsplayPort端子で接続される方は色彩面もしくは価格面を重視するという方はチェックしてみると良いでしょう。
ASUS TUF Gaming VG259QRのレビューまとめ
本記事は、ASUS社製ゲーミングモニター「TUF Gaming VG259QR」のレビューをお届けしました。
この記事が皆様のモニター選びの参考になることを願っています。